E2ビザ取得のメリット

​E2ビザを取得すると、アメリカで合法的に居住・就労が可能となり、配偶者も就労許可を得られ、子どもは現地の学校に通うことができます。ビザの更新も無期限に可能で、投資額に明確な規定がないため、多様なビジネスに対応できる柔軟性があります。

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Business Owner Image

アメリカでの合法的な居住と就労

E2ビザを保持することで、申請者はアメリカ国内で合法的に居住し、投資したビジネスの管理・運営に直接携わることができます。これにより、離れた日本からではなく、現地で事業を見守り、成長させることが可能です。

また、E2ビザの特徴として、投資家本人だけでなく、自社の管理職や専門職の従業員を同伴させることも可能です。たとえば、店舗の管理者や専門技術者など、ビジネスの成功に欠かせないキーパーソンをアメリカに連れていくことで、経営の安定と成長をさらに後押しできます。

さらに、E2ビザは幅広い業種に対応可能であり、飲食業、サービス業、小売業、技術関連分野など、多様なビジネス分野に投資する柔軟性を持っています。これにより、投資家は自らの経験や市場ニーズに応じたビジネスを選択でき、アメリカでの成功の可能性を高めることができます。

家族の帯同

E2ビザを取得すると、配偶者や21歳未満の未婚の子どもをアメリカに同行させることができます。

配偶者の就労と学業の自由

E2ビザ保持者の配偶者は、アメリカで自動的に労働許可を取得でき、E2ビザの会社に限らず就労が可能です。また、学業を続けたい場合も学生ビザ(F-1ビザ)を取得せずに通学ができます。

ソーシャルセキュリティー番号(SSN)

配偶者は就労許可証を持つことで、ソーシャルセキュリティー番号(SSN)を申請する資格も得ます。SSNは、税金の支払いや社会保障の受給、さらには銀行口座の開設など、多くの生活面で必要とされる番号です。SSNを取得することで、配偶者はアメリカでの信用履歴を構築することができます。

子どもたちの教育

E2ビザを持つ家族は、子どもたちをアメリカの学校に通わせることも可能です。公立学校に通うことができるため、子どもたちはアメリカの教育制度の中で学び、多文化に触れることができます。これにより、英語力を向上させるだけでなく、アメリカでの生活に適応する力も養うことができます。

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Unlimited E2 Visa Renewal

ビザの無期限更新

このビザは、事業がE2ビザの要件を満たし続ける限り、無期限で更新することができるため、アメリカでの事業展開において非常に魅力的です。

更新のプロセス

E2ビザの更新は比較的簡単で、投資家は毎回の更新時に、以下の要件を満たしている必要があります:

  • ビジネスの運営が継続されていること:投資したビジネスが実際に運営されており、利益を上げている必要があります。
  • 要件の維持:E2ビザの要件に合致するためには、投資額やビジネスの性質などが変わっていないことが重要です。

ビジネスの発展

E2ビザを持つ投資家は、事業が成長するにつれて、ビジネスモデルの変更や新たな投資を行う柔軟性があります。例えば、新しい市場への進出や新サービスの開始などが可能で、これにより収益の最大化を図ることができます。

比較的早い取得プロセス

E2ビザの審査期間は、他のビザと比べて短期間であることが多く、特にビジネスの早期開始を希望する方にとって利点となります。例えば、H-1Bビザは年間発給枠があるため、申請が集中する年度のタイミングに制約があり、審査が数ヶ月に及ぶ場合もあります。また、L1ビザも企業間転勤用のビザで、申請には雇用主が関与し、審査に数ヶ月から半年程度の時間がかかることが一般的です。

一方E2ビザは、年中申請が可能で、申請書類の充実度によりますが、一般的には数週間から1~2ヵ月程度で審査が完了する場合が多いです。さらに、投資額や事業内容が明確である場合、審査がスムーズに進むことが多く、短期間でのビジネス開始が可能です。

これに対し、EB-5投資ビザは永住権の取得を伴うため、審査に数年かかることも多く、短期でのビジネス開始が難しい傾向にあります。

こうした比較から、E2ビザは迅速な審査による柔軟なビジネス展開が可能であり、早急なビジネス始動を希望する投資家や企業家にとって有利なビザといえます。

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投資額に明確な規定がない

E2ビザでは、法律で明確な最低投資額が定められていません。これは、ビジネスの種類や規模によって必要な投資額が異なるためです。E2ビザは「実質的な投資」が行われているかどうかを審査するため、一般的には投資額が少なすぎず、申請者のビジネスが成功するために十分な額であると認められる必要があります。

「実質的な投資」の要件は、ビジネスの内容に応じて柔軟に判断され、具体的な額として規定されていませんが、通常は$100,000以上の投資が推奨されます。

サービス業や小規模な事業ではこれより少ない投資でも許可される場合がありますが、投資額が少ない場合、ビジネスが収益を上げ、米国経済に貢献するための持続可能な運営ができるかどうかが審査のポイントになります。また、申請者は、資金の合法的な出所も証明する必要があり、これはビザの審査において重要視されます。

この柔軟な投資基準は、他のビザと異なり、さまざまなビジネスを対象にしているE2ビザの特徴です。例えば、EB-5ビザでは最低$800,000(指定地域以外では$1,050,000)という投資額が法律で定められていますが、E2ビザではこのような一律の規定がないため、幅広いビジネスを選ぶことが可能であり、個別のビジネス要件に応じて投資額を決定することができるのが利点です。

共同投資が可能

E2ビザでは、複数の投資家が共同で事業を立ち上げ、そのビジネスに対してそれぞれE-2ビザを申請することが可能です。二人の投資家が共同出資する場合、両者がビザの要件を満たすためには、一般的にそれぞれ少なくとも50%以上の所有権を持っているか、または事業の運営に対して「実質的な管理権」を有する必要があります。

共同投資のメリットとして、投資資金を分割することができるため、個人の資金負担が軽減され、リスクの分散が可能です。また、両者が持つスキルやネットワークを生かすことで、ビジネスの発展や資金調達の強化が期待でき、結果的にビジネスの成功率が高まります。

ただし、各投資家はそれぞれがE2ビザの要件を満たしている必要があるため、少なくとも合計で50%を超える経済的な出資が認められるか、またはビジネスの継続的な運営に関与することが必要です。このため、例えば2人での共同投資の場合、通常それぞれが事業の所有権の半分を持つか、またはそれ以上を保有し、事業の意思決定や運営に関しても主導的な役割を果たす必要があります。

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以上がE2ビザ取得による主なメリットです。
Eビザに関するよくあるご質問(FAQ)ページにも、各ベネフィットについての質問と回答が記載されていますので、併せてご参照ください。
また、各メリットについてさらに詳しく知りたい方や具体的なご質問がある方は、無料相談フォームからお気軽にお問い合わせください。